レス夫婦ですが。

セックスレスだけど仲良し夫婦。不妊治療で第一子出産しました。

子どもがほしい。レスだけど。

結婚してしばらくして、レス解消のために子作りというどちらが本命なのかわからないようなことを始めました。

しかしそもそも夫は膣内射精が不得意で、付き合っていた時から最後までできたのは避妊具ありでのたった一回でした。
だからこそ危機感しかなかった。
まずは亜鉛サプリメントを積極的に摂ってもらい、セックスの際にも色々と工夫をしてみました。

でも、よく言いますよね。

夫は妻が子作りに躍起になればなるほど萎えると。。

結婚して再度レスについて色々と話し合って子作り頑張ろう!と同じ方向を向くことができた私の夫も例に漏れず、やはりプレッシャーがだんだんと蓄積され、うまくいかない日々が続きました。
そうするとやはり月に一回排卵日を狙ってのセックスになります。
できれば私は月に何度かチャレンジし、徐々に成功体験を積み重ね、排卵日付近に頑張りたかったのですがそうもいかず。。。

二人でなるべくリラックスして行ってみてもいつも失敗で夫は落ち込み、私はそれを慰め。。
お互いが傷つくだけになってきてだんだんと私も排卵日のセックスが苦痛になり、今までのようにポジティブにいつかなんとかなるよ!とは言えなくなってきました。

レス解消にも子作りにも行き詰まりを感じ、色々と調べた時にとあるブログでセルフシリンジ法というものを見つけました。
そちらのご夫婦も同じような状況で、ただ不妊治療は怖いし高いから自分でご主人の精液をスポイトで自分の膣内に入れるという人工授精のようなものを行ったということでした。

とってもとっても惹かれました。
夫は射精はできるのです。それをどうやって私の中に入れるのかが問題でした。
この方法なら私たちでもできるかもしれない、と希望が見えた気がしました。

ただし、自己責任です。
海外ではセルフシリンジ法のための医療用のスポイトなども販売されているようでした。
ネットで購入することもできますが、まずこの方法でもよいのか?また危険はないのかなども悩みました。
そして、夫に相談してみました。

やはり夫はこの不確かな方法が不安である(特に私の方に負担があるのではないかという)こと、できれば頑張ってみてダメだったら病院に行こうと言いました。

男性にとって不妊治療をはじめることは、自分の症状や現状など今まで調べることもなかったようなことをまざまざと見せつけられ、プライドも傷つくものだろうと思っていたので、この時の夫の提案には本当に驚きました。
そして、同時にきちんと考えてくれていたのだと嬉しくもありました。
勝手にひとり相撲をしていたのは私でした。

私たちは二人で不妊治療のために少しずつ動き始めました。