大学病院にて
さて、月曜日の話です。
土日にこれでもかというほど泣いたので、目は腫れていますが、病院に向かいました。
もし胞状奇胎だと母体も危険になる可能性が高いため、すぐに処置しなければならないからです。
これは私もインターネットで調べた話ですが、進行したり体内に残ってしまうと癌のようになってしまうとか。
本当はせっかく授かった小さな命だからずっと一緒にいたいし、流産させるなんてしたくない。
でも、その後のリスクなどを考えると今きちんと治療していくしかない。
覚悟を決めて夫と二人で病院に行きました。
大学病院は本当に多く、朝一番に行ったのですがすでに十数人待ちでした。
紹介状を出し、いざ婦人科へ。
この時点でもう一時間半くらい経っていました。
それから予診と診察、内診と採血、診察…
まず診察の結果から言うと、まだ胞状奇胎とは言えない、という医師の判断が下りました。
産婦人科での先生が言ったのは、エコーではまだわからないがhcgの値が週数に対しての基準よりかなり多く、人の10倍あるので部分胞状奇胎の疑いがあるとのこと。
それを受けて大学病院の先生は、まずエコーで確認し、採血でhcg値を見ました。
内診では心拍もしっかりと確認でき、不安な間にも少しずつ成長はできてるんだなあ…と嬉しくもあり、これからのことを考えると悲しくもなりましたが、淡々と終わりました。
女性の先生でしたが内診がとてもお上手で全く痛くなかったのがよかった。
その後の採血で出た値をもとに再度診察でしたが、先生曰く、今日の採血で出たhcg値はそこまで異常と見るほど高くはない。たしかに最初の値は高かったけど、胞状奇胎の場合は明らかに高い数値が出るのでこの値では赤ちゃんがhcg値を高くするのが得意な赤ちゃんということかもしれないし、すぐに手術して調べる必要はないと思うよ、とのことでした。
ネットなどで散々調べてしまっていたので、胞状奇胎イコールすぐ手術だと考えており、先生からまだ様子を見ようと言われてかなりホッとしたのを覚えています。
色々と先生に聞かなきゃと思っていたことはあったのですが、気が抜けてほとんど聞けなかったなぁと後になって思いました。
ひとまず、首の皮一枚つながりました。夫と二人で次の検診まで赤ちゃんを信じることにしました。
次は一週間後。それまでにどうか、何事もありませんように。
私にできることは何もないので信じて祈るばかりです。
ちなみにこの日の帰りからバッグにマタニティマークと、友人にもらった安産のお守りをつけました。
まだ早い気もするけど、信じたい私の気持ちです。